日経新聞に載っていたグリーの決算情報について。
 

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●内　容

21日、グリーは2016年6月期の連結最終損益が115億円の黒字になりそうと発表。従来予測は80億円の黒字だった。また、スマフォゲームを開発する子会社の一部事業を売却すると発表。この影響で税負担が措定より51億円減り、純利益が押し上げられる。同事業は前期に評価損を計上したが税務上は損金として認められなかった。売上高は25%減の700億円の下方修正。ゲームの課金収入が想定を下回る。円高で為替差損が発生し、経常利益は50%減の125億円と従来予想を15億円下回る。

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●市　場

出来高も通常とさほど変わらず。株価に大きな変動は見られなかった。

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●感想・推測

グリー、相変わらずの低迷ぶり。

スマフォゲームを開発する子会社の一部事業を5月末に売却するとの事。
調べてみると、連結子会社であるポケラボ(100%子会社)の主力既存2タイトル事業(「戦乱のサムライキングダム」、「三国INFINITY」)を、マイネット【3928】に売却するとの事。(参考：グリー、連結子会社ポケラボを会社分割　開発リソースを新規タイトルに集中)

えっ！？　成績の良い事業を他社に売って、成績の悪い事業を社内に残す！？ 普通は不採算事業を売却すると思うが、、、。

と思ったので、売却先であるマイネット【3928】を調べてみると納得。

マイネットはグリーの投資先だった。しかも特色が、事業者から買収や協業で取得したスマホゲームを再生・運営。相互送客ネットワークも展開との事。ゲーム運営・再生が得意な会社だった。
これで2タイトルの売却理由が分かったのでスッキリ。

少し話はづれるが、日経新聞の見出しの書き方に対し少し不満がある。

見出しだけみると、『グリー、115億円の黒字』と良い印象を受ける。
その後、最終損益が、従来予測の80億円の黒字から115億円の黒字になると続く。。。
ここだけ見ると、好決算だと思われてしまう。この見出しは如何なものか？

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●情報ソース

2016年4月22日の日経新聞より

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